ドッグランでよくあるトラブル

1,相手の犬を噛んだ

ドッグランで起こる、もっとも多い事故は「噛みつき」による怪我です。ほかの犬に噛まれる、愛犬がほかの犬を噛んでしまう、どちらのパターンもあります。具体的な状況としては、ドッグランに来た興奮で、ほかの犬を噛んでしまったり、走っていて追い抜かれた際に噛みついたり(噛みつかれたり)、犬同士で喧嘩になり、噛みつき合うなどです。激しい噛みつき合いでは、双方が出血するケースも少なくありません。特に愛犬よりも体が大きい犬との争いでは、一方的にダメージを負ってしまうことがあり、傷が深い場合には、病院で手術をしなければならないことすらあるため、注意が必要です。


2,人を噛んだ

ドッグランでは、飼い主さんが怪我をすることもあります。例えば、興奮した犬に衝突され、転倒したことにより怪我を負ったり、犬同士の喧嘩の仲裁に入り、噛まれてしまったりなどです。さらに、小さな子どもになると「子どもが犬に追いかけられて転ぶ」「突然、触ってきた子どもに犬が驚いて手を噛んでしまう」「急に動き出した子どもと犬がぶつかり合って、互いに怪我をする」などの事故も起こります。小さな子どもをドッグランに連れて行く場合には、急に大きな声を出したり、触ったりしないといったルールを教え、愛犬と子どもの双方から目を離さないようにしましょう。


3,撮影マナーに注意する

自分の愛犬が楽しそうに走る姿を写真に収めたくて夢中になる事があります。そんなとき、ほかの犬やほかの犬の飼い主さんが写っているのにSNSに載せてしまってトラブルになることがあります。ドッグランで知り合って犬同士も仲良くなり、写真を撮りたいときは一声かけて「撮っても良いか」「SNSに載せても良いか」確認することをオススメします。一度インターネットに載ってしまうと、なかなか消せないもの。慎重に行うように心がけてください。

4,こんな法律がある

◇動物の占有者等の責任◇
「民法第718条1項 動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときは、この限りでない。」これは、簡単に言うと「飼い犬の起こした事故は、飼主さんが全責任を持ってください。相当の注意を払い管理していた場合は話は別です」といった解釈ができます。つまり、私たち飼主はドッグランでマナーを守りながら、呼び戻しなどのトレーニングを教えるなどの対策を取る必要があります。

それでも、万が一事故が起きた場合の備えとして、賠償責任事故保険への加入をしておくとより安心してドッグランを楽しむことができるのでおすすめです。